このひとでなし

短歌のまとめとそれ以外の語り

刀剣短歌まとめ その6 いろいろ編

刀剣乱舞にはまっててめっちゃ短歌書いてたときのまとめ
まとまんなかった奴

歌仙兼定

いまならば君の嫌いな神様に触れることさえできそうだから

泣かないで、それはきみではないでしょう、裁ち切って、ほらあの首だろう。

そうやって固執するとこかっこわるくて大好きだぼくらしくって

めぐりくる季節の美しいことをきみの中からずっと見てたよ

人はみな神の子どもというのならぼくは果たしてなんの子だろう

かみさまになりたかったの本当はあの子の神を切り伏せるための

きみはぼくだったからぼくはこの傷も大事にもっておきたいのにさ


山姥切国広

ちちうえの名をいただいたかっこうの子どもであると笑ってくれよ

憂うつと倦怠感と泥水を唯一おれの照明にして

いま浴びた鉄の煮汁は俺だけのためにそいつが燃やしてたんだ

自動ドアさえ認識してくれない俺とは一体なんなんだろう

にっかり青江

だってほら、この名で祭りあげられて笑わない人がいると思うかい?

いやだなあこの正の字は討ち取った首の数だよひのふのみのよ

ほらそこに、そのすぐ横にいるじゃない。わからないんだ、かわいそうにね。


蜻蛉切

あんなにも焦がれ求めた赤色を小刀ごときに奪われるなど


同田貫正国

そうやってむやみに間延びしてるから見失うんだほんとのことを


三日月宗近

きんいろのおそらが呼んでいますので今夜限りでおいとまします


今剣

あのときにいっしょにつれていってくれなかったことまだうらんでいます

刀剣乱舞まとめ その5 沖田刀編

刀剣乱舞にはまっててめっちゃ短歌書いてたときのまとめ
沖田刀たち ほぼ会話

加州清光

ごめんあそばせこの人と一足お先にゆかせていただきますわ

ごめんなさいね俺ったらずいぶんといい性格をしてるらしいから

最期までおそばにおいて愛してね(恋は刀をなまくらにする?)

かわいいって言って愛して最期まで。ううんおれてもしんでもずっと。

惚れたのが負けだとかって言うじゃない。諦めて寝な。明日早いよ。

愛されて切れる刀もあるのです。たぶんあんたもそのうち知るけど。


大和守安定

精神がJKなので思い出したらしゃべらずにいれないんだな。

拗ねている顔はまあまあかわいいよ。というのはまあ言いませんけど。


清光と安定

あら残念お前が折れたらちょっとくらい泣いてやってもよかったのにな。

あいにくとお前にくれてやるものは一粒たりと持ってなくてね

「じぇーけーってなに」「うるさいな調べろよ」「いいじゃん別に!」「長谷部見てるよ」

刀剣短歌まとめ その4 伊達編

刀剣乱舞にはまっててめっちゃ短歌書いてたときのまとめ
伊達まわり ほぼ鶴丸とちょっと光忠

鶴丸国永

真っ白な枯れ枝みたいなその腕で抱き締めてくれ俺がゆくまで

ひんやりとすえたにおいのするここがきみとおれとの楽園なのさ

ご覧あれ、この俺の行く花道を、滑走路行く鶴のすがたを

ほのじろい、ここは地獄か極楽か。きみとゆこうと決めてたのにな。

ようやっと眠れたきみを揺り起こす好きとかキスとか毒リンゴとか

棺から起き上がるのに口づけはいらないおれは眠れないのさ

日の経った牛乳のようなにおいだと言ったのははて誰だったかな

さめきった軽いからだに寄り添ってただここにいるおれは竜胆

二人きりずっと眠っていれたなら恋は刀をなまくらにする


燭台切光忠

独りとかかっこつくことではなくてほんとにただの毒ですこれは

『ははおや』にあいされなかった右の目をこの左目に賜ったのです

ぼくの破片がみえる目に飛んだから生まれなおしてまたこんにちは

はずかしいから見ないでねこの下の二度とあかない母の記憶を

ひるがえるそれがつばめの尾と知らず言ったのならば君は本物

二つとも持っているのがそんなにも偉いのならば征服してよ

刀剣短歌まとめ その3 織田(ほぼ長谷部)編

刀剣乱舞にはまっててめっちゃ短歌書いてたときのまとめ
織田とか(ほぼ長谷部)

へし切り長谷部

かわいそうだと思うならあの人になってみせろよいまここでほら

最後まであの目のそばにいたくせに許さない許さない許さない

地獄行き各駅停車その先にあなたはいないあなたはいない

おまかせをあなたの後ろでぴったりと離れずにいてあげますからね。


豆腐でもなんでも切ってみせましょう、あなたがそれで満足ならば。

爪先でつばめのような弧を描く目は猛禽のそれのくせして

敬虔なこどもの顔でその首を千切る機会をじっと見ている

父よ父よなぜお見捨てになったのです。赦せないのできってしまおう。

あなたにも神のご加護があらんこと なんてなせめて苦しんで死ね

両の眼の紫色を見ているとゆかりご飯を思い出すんだ

各々の尊ぶ人の紫の変わり身ったらお前みたいだ

くたばった色を両方混ぜたらばお前みたいな色になるかな

名前など要らなかったの連れてって俺をあんたの住まう地獄へ


宗三左文字

あわれだと思いますあなたのことを。いまのいままで生きてたなんて。

刀剣短歌まとめ その2 大坂と粟田口編

刀剣乱舞にはまっててめっちゃ短歌書いてたときのまとめ
大坂まわりと粟田口(ざっくり)

一期一振

見たこともないおさなごのあにうえと呼ぶ声に違和感を抱けずに

願わくば未だ見ぬ死んだ弟の彼岸の帰路の露払いたれ

あにうえと囲いを立てるおさなごを誰ひとりとて覚えていない

戸をひとつ隔てた向こうに逃げられないわたしが死んでるにおいがしている


骨喰藤四郎

足元が燃えているほらすぐそこでおまえもおれもあのひとだって


乱藤四郎

じぶんだけなんかへんだと思ってたけどあにうえもおんなじなのね


大坂

おにいさま、おれの目を見てこの奥にほんとのあんたが住んでいるから。

めおとだと言ったおまえを置いてきたままならぬのだと言い訳をして

このことはおまえとわたしの秘密だよ。言った背中は秋刀魚のにおい。


粟田口

おにいさま知っていますかぼくたちをぼくたちの過去ぼくたちの名を

刀剣短歌まとめ その1 土方刀編

刀剣乱舞にはまっててめっちゃ短歌書いてたときのまとめその1


堀川国広

味付けが濃いねと笑う(ごめんなさいながく塩水飲んでいたから)

よわくってかっこわるくてちいさくて泣いてる君が今も好きだよ

意味のない大口叩いていてほしいとか思うのはぼくのエゴだね

錆び付いて浮いて剥がれて流される皮膚を眺める眠れもせずに

熱されて溶かされていまぼくたちはぼくのものでないいくさばへゆく

一息で死に行くようななまり玉なんかにぼくはなりたくないのに!

かわいそうだけどあなたをつれて行くことは出来ない他人の戦場

存在が希薄な分は塩分で補ってるから大丈夫だよ

見えるのはあの人の目と同じ色、彼のとなりで見続けた色、

その思慕が邪魔になるなら今ここで切って捨てるよ安心してね

あたたかな水で眠れど秋雨はひえびえとしてつま先を切る

○○しいという言葉さえ砂粒とともにそよいで聞こえないけど

もう二度とその切っ先に映らぬと決めてからだを召しあげたのに

あのあれのわきざしという肩書きでやっとかたちがここにあるので

(結び目に願掛けをしていることを知らないでしょう)ほら貸してみて

みがわりの名目でいい今はなきからだが帰る器になるから

もう君は雛ではないと知っている置き去りにした罪悪感で

ずいぶんと立派な名前をいただいてしまったけれどからっぽなのに

踏み出せない向こう側におそらくはぼくについてを記してあるけど

ほんとうにそのさやの中に誰かいると思って話しかけてるのかい



和泉守兼定

「でも…」なんて溢したお前が今日の夜ひとりで泣くのを俺は知ってる

「ああそうか」お前のあさぎは月草で(潮で流れてしまったのだろう)

おまえさえ許してくれればおれはまたおれとしてちゃんと生きられるのに

まだおまえひとり背負えないようななまぬるい男と思ってるのか

この家で眼がとけるまで泣いていた。それこそここが海になるまで。

ささぶねをつくって投げたあの川も君のところへつづくだろうか



土方刀

海風がお前の肩をどつくからおれはお前を置いてゆけない

淡い光で目が覚める熱帯夜 傍らで寝るまぶたが光る

「おまえが俺にそれを言うのか」だって?冗談じゃない ぼくのせりふだ

海猫の啼く音を聞く本当は子らの声だとわかっていたのに

距離にして五センチもないこの底でネリリしキルルしハララしている

恋だけは決して知ってはいけないよ。恋は刀をなまくらにする。

デリカシーとかないんだよ彼はほら、(身体がここにないもんだから)

大丈夫?ほんとに平気?うるせえな!そんなに言うなら横についてろ!

二振りと言うにはあまりに脆すぎて一人と言うにはあまりに重い

海風のにおいはしおの味だから今のおまえは牛乳の味

お互いの心音を聞くこの距離でもどれないもうもとの一つに

はじめからひとつだったらよかったね おまえが俺にそれをいうのか